うちの禅丸は、
ちょっと気難しい性格なんです。
とても美味しいけれど、
育てるのも難しい。
だから、
優しくしたり、厳しくしたり。
丁寧に、丁寧に、
個性に合わせて、目をかけてやる。
悩みは尽きないですが、そのぶん、
まるまると大きくて、
歯応えのある
味わい深い子に育ちます。
愛情をたっぷり。
旨味もたっぷり。
思いきりほおばったら、きっと、
思わず顔もほころぶはずですよ。
見た目のインパクトを味わい、旨味を噛みしめる。 しいたけの概念を変える禅丸。どうぞ、お楽しみください。
日本のしいたけには数百の品種がありますが、その中でも特に味が濃くて大きく育つ品種を採用しました。他の品種と比較して栽培管理が難しく収穫量も少ないため、一般には流通していない品種になります。気温や湿度も好みがあり、ほんの少し違うだけでも元気がなくなります。例えば、ハウス内の温度は15度で、湿度は70%。これは一般的なしいたけ栽培に比べると低めの温度であり、少し乾き気味の環境です。音がうるさくてもダメ、静かすぎても成長しない。禅丸は、おいしい分だけ、気難しい木の子かもしれません。だから私たちは最新のテクノロジーを用いて、スマート農業に取り組んでいます。あいまいな勘に頼るのではなく、データをもとに判断する。温度管理も湿度管理も目に見えない菌床の内部まで可視化して、一つひとつ丁寧に、ゆっくりじっくり育てています。
ゆっくりじっくり育てたしいたけの傘は、大きく身厚で旨味がたっぷり。繊維もしっかりしていて、きめ細やかで繊細。今までにない食体験をお楽しみいただけます。うま味成分である「グアニル酸」は、一般的なしいたけの約3倍。身がギュッと詰まっていて、噛むほどにジューシーな味わいがあふれてきます。香りも上品で、雑味はありません。焼いてよし、煮てよし。見た目のインパクトも抜群です。鉄板焼きなど、そのままのおいしさを味わうことも、フレンチやイタリアン、中華などでひと手間加えた味わいも格別です。
私達はお客様との距離感を
大切にしています。
「禅丸」は、あえて「人の名前」のようなネーミングにしました。「ひとつひとつ、誠実に丁寧に向き合う」「まるで人を育てるように、愛情を持って立派に育てる」という想いが込められています。そして、日本らしい「禅」や「丸（かつて子供につけられていた言葉）」を使うことで、日本産しいたけのおいしさを伝えたいと考えました。また、雅な美しさと芯の強さを感じさせるロゴには、意志を持ってサステナブルなスマート農業を目指す、私たちの企業姿勢や未来への想いが込められています。菌床と椎茸を想起させるデザインにすることで、言葉の壁を超えて、世界中でコミュニケーションできるマークを目指しました。